人生

人生どん底20代 二十歳で自〇未遂したけど今楽しく生きてる人の話

私は新卒であこがれていた会社に入社しました。

しかし、わけあって出向に…。

希望もなく、もといた職場にもどれるかも、そんな期待を胸に過ごしていました。

今、20歳で人生どん底だと思っているあなた、この記事を読んで少しでも元気を出してくれればと思います。

こんな人に読んでほしい

  • 人生がつらい方
  • 今が耐えられないくらい苦しい人
  • この先いいことあるのかな、と悩んでいる人

あこがれからどん底へ

新卒であこがれていた会社へ入社しました。

仕事を覚えたり、上下関係にもまれてきつかったですが、周りの方のフォローもあり着実に仕事ができるようになっていきました。

2年後、私は目指していた職種があったので、試験を受けめでたく合格できました。

今までいた職場を離れて新しい職場に異動します。

試験合格後、研修所で2週間の講習を行い、そのあとの1か月は先輩とマンツーマンで現地で実習を行います。

研修所では、多くの同期とともに頑張れたので、辛いよりも楽しい思い出が多く、問題はマンツーマンでの実習でした。

どん底への転落

研修所の頃から体調に異変を感じていました。

眠くて眠くてたまらないんです。

今まではそんなことなかったのに…。

とりあえず我慢して実習に移りました。

しかし、実習先というのはいわば職人の集まりのような場所、「おはようございます」「こんにちは」「お先に失礼します」と建物の入り口ででっかい声であいさつしなければいけません。

当然、返答する人はいませんでした。

そしてすれ違う人に1人ずつあいさつ、実習中の休憩時間にも先輩方に挨拶して回ります。

「○○さんの指導の下お世話になっています。新人の××です。よろしくお願いします」

こんな昭和チックな風習が当時は普通でした。

マンツーマン指導中、私は緊張と興奮で、うまく指導を飲み込むことができませんでした。

先輩から飛んでくる語尾強めの指導、加えて詰所の独特な空気。

これらに耐え切れず、かといってやめるとも言えなかったので、ついに私は禁断の方法に手を付けてしまいました。

「死ねば楽になれる」。

でもこれは、本当のどん底への入り口でした。

仕事からの帰り道、ドラッグストアをはしごして薬を買い集めました。

だんだんと気が遠くなっていき、気が付けばおう吐していました。

けいれんにろれつの周らない私を見て父親が119番通報、病院へと運ばれます。

1週間の入院と精神科へ通院を経て、2か月間の休職に入りました。

どん底人生の始まり

休職期間中、本社の偉い人との面談がありました。

  • なぜこんなことをしたのか
  • 今後どうしていきたいのか

などを聞かれ、最終的には

「そこまで追いつめられることに理解できない」、「そんなにつらいならやめれば?」、「君がやれる仕事はない」

これが結論でした。

帰りの電車、隣の車両に1人の小学生を見つけて思いました。

「あの子は、将来への希望がたくさんあるんだな」。

家に帰って自室にこもり、自分にどんな仕事ができるのか、求人サイトを見ましたがやってみたいと思えるものはありませんでした。

そしてまた本社の方と面談があり、やっぱりこの会社で働きたい、掃除でも何でもやる、と告げた結果、勤めている施設の掃除をする子会社へ出向になりました。

「定年まで働くつもりでやってください」

分かりました、と言ったものの、この時の自分はその意味を理解していませんでした。

どん底人生の真っただ中

掃除の仕事は、朝事務所に出勤して朝礼を行い、そのあと複数の施設を順番に掃除していきます。

再び事務所へ戻って終了の報告をして退勤というスタイルでした。

そもそもこの子会社の現場で働く多くの自体、再雇用や病気をしてハンデがあったり、トラブルを起こして飛ばされた人などが集まる、いわば「会社の掃きだめ」でした。

私が施設の掃除をしている横で、同期がさっそうとあこがれていた仕事をこなしているのを見ると後悔の念が湧いてきます。

「あの時、我慢してやってればな…」

ま、こんなこと言っても遅いので仕方ありませんがね。

そして、いつかは出向も解けて戻れるんじゃないかという期待もありました。

しかし、現実は残酷です。

出向して戻った人は過去10年いないことを知らされました。

この現実がつらすぎて、駅のホームで「20代 人生どん底」とスマホで検索したことを今でも覚えています。

そして、転職を決意します。

今までの仕事に未練があったため、同業他社で転職活動を開始しました。

書類で落ちる日々、面接まで行ったけどほかに適任が見つかって結果不合格になる、そんな日が何日も続きました。

こんな不安から、怪しいセミナーにも行きました。

2日間で3万円が飛んでいき、さすがにおかしいと思ってそこからは行かないようにしましたね。

東京丸の内を歩いていれば知らないおっさんに声をかけられたり、つくづく変なことに巻き込まれていました。

そして1社、契約社員採用で内定をもらいます。

詳しく調べてみると、正社員登用前提での採用だったので、迷わずそこに決めました。

どん底人生の終わり

「会社を辞めます」

事務所の方に告げました。

引き止めはなく、むしろ「若いのに今の仕事を続けるのはよくないよ」と背中を押してもらい、晴れて退職となりました。

どん底人生は2017年からちょうど2年で終わりました。

這いあがりからどん底へまた下る

同業他社に転職をして、またまた楽しい毎日がやってきました。

やりたいことを仕事にできるすばらしさを体で感じていました。

しかし職場異動をきっかけに、また楽しい日々に影が見え始めます。

慣れない人間関係と職場で疲れる

職場を異動すると、人間関係もリセット、仕事のやり方もリセットされてめちゃくちゃエネルギー使いませんか。

私は風呂場で「これから先やっていけるのかな」と、シャワーを浴びながら泣きそうになったこともあります。

仕事をしていても一人になると、「いやだいやだ」とマイナス思考ばかり。

怖そうな人もいるし、疲れるな…。

しかし、書店で1冊の本と出会いました。

それが、ブログを運営して稼ぐ本でした。

「これで独立できれば、一生職場異動や人間関係で困らないぞ」

そう思って私のブログ活動が始まったわけです。

今、人生のどん底だと感じているあなたへ

いま、めっちゃつらいですよね。

この状態がいつまで続くんだよって思っていませんか。

私も当時は思いましたし、自分がやってしまった過ちに後悔ばかりしていました。

でも逆に考えてみてください。

今どん底なら、これから先、今よりもつらい状況は来ないんじゃないかって。

どん底を味わえたら、ちょっと苦しいことでも淡々とこなせそうかなって思います。

それでも嫌なら、自分が何をしたいのか、もう一回自由に選べます。

一度決めた仕事をもう一度選び直すのって楽しいですよ!!

どん底にいるからって、頑張って抜け出そうとしなくていいんですよね。

仕事を選び直したり、自分がこれから先どんなことをしていきたいか、考えるうちに勝手に抜け出してるので安心してください。

どん底は人生のスパイスだ!

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